五感の印象度に気を配って、そこにいるだけで「癒される」という病院づくりに取り組んで3年の月日が流れ、 病院敷地内には母の背中を思わせるような、まるく、まるまったヤンバルの木々は、
幾重にも葉を重ね、サラサラ葉ズレ音もしっかり聞こえてくるようになった。
また、3000坪の敷地には、四季の花が咲き、蝶が舞い、小鳥が家族連れで飛び交い、夏にはセミも加わり、折に触れ賑わいを見せている。
当院には「あしたへのメッセ−ジ」というラジオ番組がある。冒頭に「あなたの心は晴れ、曇、それともにわか雨?!」というフレ−ズがある。
たしかに晴れの日もあれば雨の日もある。雨の日には鳥も虫たちは静かに天気の回復を静かに焦らず待つ。我々人間もそうであろうか・・・。
晴耕雨読という言葉があるが、晴れれば野良にでかけ、雨が降れば静かに読書で過ごす人もいるだろう。
しかし、元気のない人は、雨が降れば十分に恵みの雨を吸い込んで甦る木々と自分を重ね合わせ、そこから元気をもらっているように思う。
最近、森林浴で健康増進やストレス解消を図ろうと、森の快適さや癒し成分の量などを測定する実験も行われた。
これは気象条件のほか、樹木が発散する香りの成分やマイナスイオン量などが決め手となる。
そういう意味で、ストレスを軽減し免疫力アップにかかせない森林セラピ−は、緑に囲まれた当院で体験出来る。 療養生活は癒される。結果として退院も早まるのではないかと自負している。
先日、外来受診時に「楽しみにしているよ」といってくれる患者さんも増えてきた。 また、入院中の患者さんの散歩コ−スとして利用する人も増えてきた。
木々の緑が一つ一つ豊かになったことで森林セラピ−としての期待出来るようになってきたのかもしれない。
施設の中でも鉢物を数多く設置し、マイナスイオンの香りを広げていきたい。 それに、ロビ−、カベの色合い、照明などのも、ホテルに学ぶ癒し空間をちりばめ、待ち時間が苦にならないように配慮も忘れておりません。
病棟においても、安心して入院治療が出来るように、やさしい雰囲気に仕上げ必要に応じて個室等も利用出来るようになっております。
また、患者様から教えていただきましたお見舞いメ−ルも取り入れ、仕事が忙しかったり、病院から遠く離れているときには、 入院患者さんにお見舞いメ−ルを送ることも出来るようにもなりました。